CFNM日記

保健室事件Ⅱ 後

(2013年1月28日 21:00)

「すみませーん。…あれ、いない?…、
 ……わっ。」
「………。」
「…ぃ、いよっ!!」
「…何してんのあんたら。」
「いや、まぁ、いろいろありまして…。
 お、お前らこそどうしたんだよっ。」
「いや…、ねん挫しちゃったから…。」

足を引きずる女子生徒と、肩をかす女子生徒。

「…ってか、…え、…はだ…?」
「え、…2人って…、そういう…」
「…あっはははは…」
「いやちげーだろっ!!否定しろよっ!!!」
「怒んなってー、いや実はな―」

 

「あっははは!!ホント、男子ってバカだよね~。」
「いや俺は止めたのに、こいつが無理やり…!!」
「まぁ、だろうね。」
「ぅおい!!」

ベッドに腰を下ろす女子生徒2人と、
ベッドの上で毛布にくるまる男子生徒2人。

「で、先生におつかいさせてるから今いないってわけね。」
「もー。」
「あっはは、いやぁ悪い悪い!」
「ふん。」
「…え、ってかさ。
 服全部乾かしにいってもらってるってことはさ。もしかして、」
「…え。」
「エロいなーお前ら!想像してやんのー!!」
「しーてーなーいっ!!」
「………。」
「え?ホントに?」
「見る?」
「見ーなーいーっ!!」
「こいつのなんて、もう大人なんだぜー?」
「おいっ!!!」
「もうやーっ!!」

保健室に男女4人。うち男子は素っ裸に布だけ。
4人が4人、変な気分にならざるを得ない。

「もーう。」
「ってかさ、先生いなくても、
 湿布くらいなら貼っても大丈夫なんじゃない?」
「確かに。」
「いんじゃね。な?」
「…知らん。」

湿布湿布…。あんたらには聞いてないしと、
お目当てのそれを探し始める健康女子と、
すぐそこにある同級生の毛布越しの全裸に、
平常心揺らぎっぱなしの捻挫女子。
一方、案外余裕の男子と、脇汗びっしょりの男子。

「あ、あそこだ。多分。」
「ん。」

元気女子が指差す先、棚の上の救急箱。んーっ、んーっ…。
ギリギリで届かない高さ。

「無理だー。」
「うん。」
「ってことで、よろしく男子。」
「えぇっ?」

2人とも、女子生徒よりは高身長。
普段なら朝飯前のタスクだろう。しかし、

「俺らのこの状況分かってて言ってんの?」
「うん。」
「うへー、鬼女。」
「うるっさいなー、緊急事態なのっ!ねっ!?」
「…え?…う、うん。」
「はだけてポロリしちゃってもしんねーぞぉ?」
「別にいいよ、この際。」
「うっは、エロ女!!」
「別に見たいとは言ってないっ!!」

バトル男女に、赤面男女。

「仕方ねーな、取ってやるか。」
「えー、マジかよ…。」
「別に俺だけでやってもいいけど。」
「俺どーすんだよっ。」
「んー、ご開チン?」
「死ねっ。」
「くだらないこと言ってないで、早くっ!!」
「はいはい。」
「…はぁ。」
「よっ、と。」

体を密着させ、毛布を厳重に巻きつけた、
風呂上がりのOLスタイルの2人が腰を上げる。
ヨチヨチと棚に近寄る。クスクスと漏らす女子2人。
非常に情けない光景。

「おいチンコ当たってるってー!!」
「…あ、当ててねーよっ!!」
「あっはは、この感触、ぜってーそう。やべえ。」
「…っ。」
「もうさいてーっ!!!」

なんでも口に出してしまうこの性格は、
天然なのか、はたまた全て計算なのか。
いずれにせよ、最低呼ばわりされたこっちの男子が不憫でならない。

「うっし、んじゃ取るぞー。」
「早くしろ。」
「そんな怒んなってー。いー…よっと。」

左手でしっかり毛布を押さえ、右手を目標物に伸ばす。
なんなくリーチド。
引きずるようにゆっくりと救急箱を手繰り寄せる。
…も、グラッ。

「ファッ!?」

バランスを崩したそれが勢いよく落下。
慌ててそれを受け止めそうと、反射的に伸びる左手。
さすが野球部、見事な瞬発力でギリギリキャッチを成功させるも…

―ハラリ。
ストッパーの半分を失った布が無情にもはだけ、

―ぷりんっ。
2つの真っ白なお尻が丸出しになる。

「うわぁっ!!!」
「やーーーーーっ!!!!!」
「きゃーーーーーーーーっ!!!!」
「んくっ…!!!!」

「コラッ!!!何してるのっ!!!」
「っ!?は、はいっ!!!」

ちょうど戻り、何事かと怒鳴る先生と、
反射的に振り返りながら返事をする男子生徒2人。

野球部では先輩は絶対。
怒鳴られたら目を見て気を付け、そして大声で返事。それがルール。

体中に染み付いているいつもの習慣が、この状況下で出てしまい、

―パサッ。
完全に床に落ちる毛布。

直立する2人の男子生徒と、ビョコンと飛び出す2本のバット。
まだ成長を知らないそれと、少しずつ成長を始めたそれ。

決して女子に見られてはいけない、発展途上の男の証。

…き、

「きゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

ほのかに保健室にこぼれる陽。
春が、待ち遠しい。

 

-おしまい-

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この記事へのコメント
  1. 2013年1月29日 00:51

    つばくろー(≧∇≦)ノ

    良い最終回でした(笑)(*^o^*)

    • ありがとうございます~。
      とても好みのシチュだったので、勢いでほぼそのまま書いてみました。
      台詞多目の構成ですが、気に入っていただけたら幸いです~。

  2. こんな光景見たいですね〜(笑)

    • ナイスシチュエーションですよね~、↑のつばくろーさんから原案をいただきましたっ。

  3. 次の話は決まってるんですか?

    • コメどうもです~。
      んー、まだですっ!;
      もちょっと落ち着いてから、ですね(´ω`)

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