日記

記憶 1

(2015年3月15日 23:00)

小2のとき、父方の祖父の故郷(そこそこの田舎)に初めて遊びに行ったときのこと。

たった2日間の滞在でしたが、多くの親戚たちが出迎えもてなしてくれました。
祖父には兄弟が多く、その兄弟家族の多くがその田舎周辺で暮らしていたこともあり、初めて父が子供たち(自分たち)を連れてくるということを聞きつけた親戚たちが、その日に合わせて集まってくれたようでした。

その中に、自分から見てはとこにあたる男の子が3人いたのですが、その内の1人のK君という男の子に、瞬時に目を惹かれました。
自分より1つ(2つ?)年上で、鋭い目つきが印象的なハンサム顔のお兄ちゃん。健康的な褐色肌で、何でもサッカーが好きだそう。
基本仏頂面で無愛想なのだけど、逆にそのクールさがとても新鮮で、キュンキュンして、初めて顔を合わせたその瞬間に、「あーカッコいい」と確信しました。

その後、何をして遊んだのかはほぼほぼ覚えていないのですが、確か最近買ってもらったというヨッシーアイランドを、K君が自慢げにプレイしていた記憶があります。(要らない情報)

夕方になり、子供たちみんなでお風呂に入ることになったのですが、丁度K君がサッカーの練習に行っていていないということで、自分と兄とK君以外のはとこの4人で入るという、何のドキドキもない残念な展開(失礼笑)になってしまいました。(子供心に心底落胆した覚えがあります。)

その後、夜も更けてきて、K君の祖母にあたるおばさんと、父と兄と自分の4人で、リビングで談笑していたときのこと。
サッカーから帰ってきてようやくお風呂を済ませたK君が、「ばあちゃんシップ付けてー」と言いながらリビングにやってきました。

どうやら今日の練習で、内太腿の付け根を打撲したとのこと。
わー大変と思うのも束の間、K君からシップを受け取るや否や、「脱ぎんしゃい」と言うおばさん。
急過ぎる展開に、大きく心臓がドキンと跳ね上がったのを覚えています。

固唾を呑んで見守る中、父、兄、自分を横目に、少し躊躇いながらも、まぁ仕方ないかと言った様子で、自らズボンとパンツを膝下あたりまでずり下ろし、ご丁寧に少しシャツをもまくってみせるK君。

初めて会ったときからカッコいいなぁと見とれていたK君の、一度はおあずけを食らい完全に諦めていたK君の、まさかの突然の目の前での丸出しに呆然としながらも、食い入るようにそれを見つめてしまいました。

「ああ恥ずかしい恥ずかしい」と言いながら、嬉しそうにK君の内太腿にシップを貼るおばさん、「あはは」と笑う父と兄に、「あんまり見らんで」と照れ笑いで訴えるK君。
内心ハッとしながらも、ニコニコ笑顔で父と兄に合わせつつ、まだ仄かに湯気のあがるK君のそれをまじまじと凝視してしまった自分。
その後、「はいオッケイ」の合図でズボンとパンツをサッとあげ、空気を変えるように今日してきたサッカーの話を淡々と始めました。

そんなK君の姿を眺めながら、『ああ今自分は、とんでもないものを見てしまったんだな、こんなにカッコいいんだもの、K君のことを好きな女の子だってきっとたくさんいるだろう。
この世界にK君のアレを見ることが出来た人なんて、そう何人といないだろう。その限られた数人の内の1人に、今自分はなってしまったんだな。

リビングでたった1人、股間を露出させるK君。
無愛想がデフォルトのK君の、勘弁してと堪らずに緩ませた顔。…

ああ、本当に今自分は、滅多に見ることのできない貴重な貴重なモノを、見てしまったんだな…』などといった思いが頭の中を巡りに巡って、とてつもなくドキドキした記憶があります。

それ以来機会が合わずじまいで一度も会えておらず、結果として2日間だけの触れ合いになってしまった、というのも、記憶の片隅にこびり付いて離れなくなっている要因の1つであるような気がします。
CFNMとは違いますが、「集団の中で1人だけ裸の男子」というシチュエーションに、萌えを感じるきっかけとなった出来事でもあるのかなぁと思っています。

この記事へのコメント

コメントを残す

※名前と本文は必須項目です。

ページトップへ