成長くらべっこ|Kune Kune Project

小説

成長くらべっこ 20

―ハラリ。 急に解かれたタオルに、 一瞬の焦りを思いっきり顔に出してしまう。 …けど 解かれたタオルは、大事なところだけはまだ、しっかりと隠していた。 大事な部分だけを押さえた状態で、タオルを解いたんだ。 床に付く程に、ダラーンと垂れるタオル。 そのガードの放棄によって現れる、あそこ以外の下半身。 腰に巻いていたら絶対に見えることのない 太腿とお腹を区切る筋が、左右ともくっきりと見えて もう、本当にスレスレのその様が、私を加速させていく。 「…これもこれで、なかなかエロいんちゃうん?」 そう言って、その恰好のまま、その場でそっと1回転。 お尻はもちろん丸見え、真横のラインもすっぽんぽん。 そこだけが、あそこだけが、見えない状態。 「これとかも、どや。」 続けて、縦長にしたバスタオルを、顎と首元だけで挟み 両手を離し、両足を開くポーズを取る。 体の真ん中の細いライン以外、本当に丸見えの恰好。 …危ない、本当に危なっかしい…… ちょっとでも間違えたら…、ホントに… 「ホンマもんの、ストリップみたいやな。」 …ちょ、…そんな悠長に喋ったりしたら……!! ―…ハラリ。 ………!!!!!!!!! ―…サッ……!!!!! おへその下あたりまで見えてしまったところで、 ギリギリでタオルを掴み、押さえつけ直す。 …… 「…見…えて…、もた?」 大きく首を振る。ギリギリ…本当にギリギリだった。 …もう、本当に、心臓に、…悪い……。 「…そか、ナイスキャッチ……やな。」 笑顔を作る。…でも、もの凄く、疲れてきてる。 きっと、フミちゃんも、本当はもう、限界に近いんだろう。 「…と、これくらいにしとかなな。  これ以上やったら、こんだけ隠し続けてきたのに  あっさりポローン出してしまいそうやわ。」 …むしろもう、そうしてくれた方が… ……いやでも、ここまで来てそれは、ちょっともったいない気も…… ……、… …な、何が…? …………、…。 「ふぅ。」 …今日何度目だろう。…ふぅ。 「じゃあ、出すわ。」 これも何度目か、後ろを向き、タオルで全身を拭き始める。 もちろんあそこも、入念に、拭いているように見える。 なんで見えないの?って言うくらい、不思議と、絶対に見えない。 ずっと、見えなかった。…、でも それがついに、終わる。 「ふぅ。」 …ふぅ。 そこだけを押さえた状態で、再び、振り返る。 そして、そのタオルを、今度は横長に、両手で持つ。 大事な部分を含む、横のラインだけが、隠れた状態になる。 そのタオルを、少しずつ、私の方へ、近づけていく。 完全に、フミちゃんの体からは、タオルが離れ すっぽんぽんの、丸出し状態のフミちゃんと 椅子に座り、ジッと見守る私が 本当に、薄い布1枚だけで区切られたような ギリギリの、ギリギリの局面が、完成する。 唾を飲み込もうとする。…でも、唾が出ないことに、気付く。 からから、灼熱の砂漠のように、全てが熱い。 そして、その状態をキープしたまま 今度はフミちゃんごと、私の方へと、近づいてくる。 本当に目の前まで、鼻にかするところまで、タオルが近づき、 目の前は、真っ白の、ナイロンの世界。 「…汗臭いけど、ちょっと我慢してな。」 …その言葉に、嗅覚が異常に目覚めてしまい、 その臭いに、その匂いに、私の体は、完全に固まる。 「…今、何も見えてへんよな?」 白の世界に、フミちゃんの声が宿る。 「…う、うん。…何…、も。」 「おう。」 お互いに、震える。 「俺は今、すっぽんぽんや。丸出しや。」 「…うん。」 「これが、証拠や。」 ―ペチッ、ペチペチペチッ……!!! あの音が聞こえる、本当に、すぐ近くで。 同時に、目の前の白が、揺れる。気が、飛びそうになる。 「今から俺が、この両手を離す。  そしたらどうなるか、分かるか?」 ………。 「…タオルが…、落ちる。」 「そや、小春の手の上に、このタオルが落ちる。  そしたら、目の前に、あるものが見える。  きっとドアップで、何かが見える、…何か、分かるか?」 「………。」 「……最後くらい、恥ずかしさ共有せぇ。」 ……!! 「…フミちゃんの…、…お、…お、ちんちんっ………!」 「…せや。  小春のずーーーっと見たかった  文弥くんの、立派な立派なおちんちんが、こんにちはするんや。」 「…うん。」 「…サン,ニ,イチ…で、行くで。」 「うん。」 「ゼロ、で、手、放すで?」 「うんっ……。」 「絶対目ぇ逸らすなや!?」 「うんっ………!!!!」 「一緒にカウントすんでぇ!?」 「うんっ…!!!!」 「行くでぇ!?」 「うんっ!!!!!」 「サンッ!! ニッ!! イチッ!!!」 「ゼロッ!!!!!」 ―パッ………。
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