小説

雨の日 3

「きゃ!」 顔を伏せ思わず私が声を上げると ようやく自分の姿を確認し 「おあ!」と言って 左手でおちんちんを隠しました。 「…見た? …よな。」 「……う、うん。」 今度は本当にバッチリ見ちゃった。 ちょっと垂れ下がったタマタマの袋に 3cmくらいのちっちゃなおちんちんが くっついてました。 ホントにお弁当に入ってる ソーセージみたいな感じでしたね。 そして若干沈黙があって ちょっとすると 「もうメンドくせぇしな。いっか。」 と隼人くんが言うと 私のほうを向きながら 静かに左手を離しちゃいました。 真っ赤な顔の隼人くん。 目の前にさらけ出された ちっちゃなおちんちん。 私はただ呆然と 隼人くんの顔とおちんちんを 交互に見ていました。 「…い、いいの?隠さなくて…。」 「…もう見られちゃったし、しゃーねーや。  それに頭は両手で洗いてーしな。」 そう言うともう隠そうとはせず シャンプーを手に出し 思いっきり頭を洗い始めました。 …せめて後ろ向いてくれれば良いのに。 私のほう向きながら洗ってたから おちんちん丸見え。 手の動きに合わせて おちんちんがプルプルプルプル揺れてましたw 「もー、やだー。」 と私が言うと 「やなら見るな。」 と言うだけで、隠す気配は全くなかったですね。 実は私に見せたかったのかな? とか思っちゃいましたね。 終始顔は赤らめてましたけど。 そうしてシャンプー、リンスと 頭を洗う3分ほど 私は隼人くんの体の全てを 見てしまった気がしますね。 だって隠さないんだもんw そうして洗髪が終わると さっきと同じように隼人くんは 向かい合うように湯船に浸かりました。 今度は隠そうとはせずに 両手を浴槽の横に置いて。 「あーきもちええなー。」 「…親父みたい。」 そう言ってようやく2人して 笑いあいました。 「でも私…初めてだよ。」 「何が?」 「いや…その…ソレ見たの。」 そう言って私は恥ずかしながらも 湯船の中で揺れる 隼人くんのおちんちんを指差しました。 「え、マジで!ちんちん見たことなかったのか。」 「う、うん…。」 私がそう言うと隼人くんはまた顔を赤らめて 「じゃあ、オレが由佳の初ちんちんか。」 と言いました。 「やだー、もう。」 そう言って私はお湯を隼人くんにかけました。 「お、やったなー!」と隼人くんが言うと 湯船からザバーっと勢い良く立ち上がって 両手を腰に当てて 「妖怪ちんちん星人!」 とか言いながらあそこの突きつけてきたり 「ぞうさんだぞー、パオーンパオーン。」 とか言いながら腰を上下に動かしてきたり なんかもうヤケって感じでしたw 私は水をかけて「やだー」とか言って ごまかしてましたけど ホントはドキドキでしたよ。 大好きな男の子と お風呂に入るってだけで 大事件だったのに まさかおちんちん星人まで 見ちゃうなんて…。 3分くらいかな。 そんなくだらない遊びをして ようやく落ち着いた頃。 2人でまた向かい合ったとき 隼人くんが 「まぁいつもオレの探検に付き合ってくれてる  お礼ってことで。」 と鼻を掻き、照れながら私の目を見て言ってきました。 「お礼って…  私別に隼人くんの見たいなんて言ってないもん!」 いきなりの発言に動揺する私。 「まぁまぁ、オレだってちんちん見せんの  恥ずかしくないわけじゃないんだかんな。  由佳だから見せても良いって思ったんだかんな!」 今度は目をそらし顔を赤らめて そう言いました。 「え?」と思って急にドキドキし始めて… どうしようか迷ってたら 「いつもありがとな。」 と私の目を見ながら言ってきました。 「…うん。」 私は答えました。 もうなんだか舞い上がっちゃって 嬉しいやら恥ずかしいやらで きっとにやけまくってたんだろうな。 「よし!」と隼人くんは言うと 「これからもよろしくぅ!」と言いながら また湯船から勢い良く飛び出して おちんちんを見せ付けてきました。 「もう!」 やるとは分かっていたけど やっぱりいざ見るとドキドキ。 今思えばそのときの隼人くんのおちんちん 少し大きくなってたような気がしますw 当時はなんでだか分かってなかったけど 隼人くんもドキドキしてたんですね。 そのあと私が頭を洗って また湯船に浸かって5分位してから お風呂を出ました。 出るときは何故か おちんちん隠してましたね、しかも両手で。 着替えるときも必死で隠してる感じでした。 急に口数も少なくなって 私は不思議そうに思っていたけど 今思うと、勃っちゃってたんですかねw 流石にそんな姿女の子には 見せられないか。 そのあと 4年生、5年生になるにつれて 隼人くんと遊ぶことも少なくなって 中学にもなると 学校も違って全く会わなくなりました。 少し寂しいような気もするけど そんなものですよね。 でもあのときの思い出は 今でも私の心の中に 鮮明に残っています。 今でもたまに思い出しますね。 「妖怪ちんちん星人」(照
-おしまい-
ページトップへ