小説

少年裸祭り 【拾七】

間宮 和子
  • 間宮 和子
  • 2009/01/03 08:27
  • 神社裏の小屋
目の前で褌を差し出してくる西島くん。 目の前で見るとさらにカッコ可愛いわ…。 しかもサッカークラブのキャプテンもやっているなんて。 神は二物を与えないって言う諺は 彼の前では何の意味も持たないわね、ホントに。 こんなこと夫に知られたら、ホント怒られちゃうけど…さ。 でも今日くらいはいいでしょ、だって私、見たいんだもの。 彼の、西島くんの、おちんちんを…。 ドキドキする心臓を必死でなだめながら わたしは誰も彼もをすっぽんぽんにしてしまう 魔法の言葉を西島くんに投げかける。 「…えっと、それじゃあ、パンツ…脱いでもらえるかな?」 …日常的に使うことはまず無い すごい卑猥な言葉だけどさ。 今この状況では、何のいやらしさも纏わないのよね。 私の言葉に小さく「はい。」と返事をした西島くんは あたりをキョロキョロ見回した後、パンツに手をかけた。 …ついに見れるのね…。 本気でドキドキしてる私…すごいわね、ホントにw そして…彼の手でパンツが下までずり下ろされる。 …! ……と、あれ? パンツを脱ぎ去った西島くんは 大事な部分を手でしっかりと隠していた。 えー!心の中で嘆く私。 …まぁ確かに普通の子はそうよね。 さっきの2人の子が あまりにもすんなりおちんちん見せてくれたもんだから ちょっと期待しすぎてたって言うのはある。 …実際手で隠してても、その上から褌添えて そこで手を離してもらえれば 全然問題ないしね…。 …でも、私の欲望は もう最大限にまで膨れ上がっていたから ここでオアズケなんて はっきり言って納得できるわけなかった。 …よし、じゃあ極めつけの言葉を言っちゃえ。 「…あー、ごめんね。  恥ずかしいだろうけど、すぐ終わるから  ちょっと手ぇどけてくれるかな?」 酷いよね私、相手が子供だからって好き放題して…。 でも、うん、どうしようもないのよね。 西島くんは私のその言葉に、ようやく観念したのか 顔をみるみる紅潮させて、1つ大きなため息をついた。 恥ずかしいわよねそりゃあ… 大事な大事なおちんちん…だもんね。 そして少しすると、西島くんは面白いことを口走った。 「あ、あの…笑わないでくださいね。」 初めて目を合わせてくれたその目が 凄い可愛くて思わずまたドキッとしちゃったけど… 笑わないでください? どういう意味だろう… と頭の中でその言葉を噛み砕いていた… その瞬間。 西島くんの手が、そっと大事な部分から離れた。 「…え?」 私は無意識のうちに、思わず言葉を漏らしていた。 ちょろろんっ。 私の目の前に現れた西島くんのおちんちんは それはもう、ホントにビックリするくらい…小さかった。 …あの西島くんが!?あのカッコ可愛い西島くんが!? もっと男の子らしい、それはそれは立派なおちんちんが ついているとばっかり思っていたのに… 想像とは似て非なるほどの 可愛らしいミニマムサイズのおちんちん。 でも…私はそのギャップに… もの凄く興奮してしまっていた。 か、可愛すぎるよ…! 「…ん?なになに?」 私の声が大きかったのか その声に気づいた山井くんが私たちのもとへやってきた。 …それに続いて鈴谷くんも。 それに気づいた西島くんは咄嗟にまたおちんちんを隠す。 「ちょ、ちょっとお前ら!あっち行ってろよ!!」 必死に訴える西島くん。顔はもうまっかっかで少し涙目だ。 …ごめんね、でも、…天才的に可愛い。 「別にいいじゃん、男同士だろ?」 山井くんはニコニコ と何が起きているのかに興味津々の様子。 「ほら、そんなにジロジロ見ないの!  恥ずかしがってるじゃない西島くん。」 「…あ、で、でも別に…。」 「…ふぅ。西島くんも。そんなに恥ずかしがらないの!  男の子でしょ!」 男の子でしょ! -この言葉に男の子が弱いのは なんとなく想像できた。 ホント卑怯な言葉だよね。 可哀そうだけど、あまりにも可愛くて なんかいじめたくなっちゃったw 私のその言葉に西島くんは腹をくくったのか 床をジッと見つめながら、顔を真っ赤にして ゆっくりと、さっきみたいに 手をそっと離した。 ちょろんっ…! 再び露になるおちんちん。 もう…可愛い!お持ち帰りしたい! 「アハハハハ!ちっちゃー!w」 それを見た山井くんは、嬉しそうな顔で笑う。 鈴谷くんもニコニコと笑っている。 「こーら!笑わないの!可哀そうでしょ!」 「…え、で、でもw―」 「あの!…早く…締めてもらえますか。」 おちんちんをプルプル小刻みに揺らしながら わたしの顔をジッと見つめて まっかっかの顔で訴えてくる西島くん。 その瞳は今にも泣き出しそうなほど潤んでいたけど 男の子らしい鋭い眼光で、私はまたドキッとする。 きっともの凄く恥ずかしいんだろうな。 この日を誰よりも恐れていたに違いない。 でも今はもう隠そうとはせずに 堂々と丸出しのまま立っている。 やっぱり男の子だなぁ…なんて思っちゃった。 でも…何もかもがもう、可愛くてしょうがないw 「うん、ごめんね、すぐつける。  …ほら!あなたたちはあっちで待ってなさい!」 「…はーい!ククク…。」 そう言って山井くんたちを追い払う。 「ごめんね、えっとじゃあ  もちょっとこっち来てくれる?」 「…あ、は、はい。」 更に近づく西島くん、のおちんちん。 もう吹っ切れたのか、隠したりせずに お風呂上りのお父さんのように堂々と プルプル揺らしながら来てくれた。 間近で見てみてようやく 本当におちんちんがくっついてるんだって確信を持てた。 ホントに!それくらい小さいのw 流石にもうササッと着けてあげないと可哀そうだよ…ね。 もっと見ていたいのは山々だけどさ。 私はちょっともったいない気もしながらも 褌を巻いていく。 順調に巻いていきながらも 途中で私のいけない部分が現れる。 …もうちょっと、いじめちゃおうかな。
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