小説

少年裸祭り 【四拾八】

藤木 いつみ
  • 藤木 いつみ
  • 2009/01/03 10:33
  • 砂浜
ひゃー!寒そうぅぅぅ。 遠目に映る海に浸かるコウたちを見てると 自分まで体が震えてきちゃいそう。 ホントお疲れ様だよ、みんな。特にコウ。 …あ、えこ贔屓は良くないよね。 …と、ずっとコウスケトリオばっかりに 目が行ってたから気づかなかったけど 他の学校の男の子たち、もうこっちに向かってきてるよね。 コウスケトリオだけなんでまだ浸かってるんだろう…! 寒いよー早く出てきなよぁ…。 …あ、出てきた。 あーでもこの後の方がきっと寒いんだろうな… 風も強くなってきたしね。 「ガンバレー!!!コウスケトリオー!!!」 うるさい女だと思われるんだろうけどさ、 どうしてもわたしこういうとき 叫びたくなっちゃうんだよね。 …と、わたしが大声で叫んでると 徐々に周りの声も大きくなり始めた。 …わたしにつられ始めたってこと? やだーグッジョブいつみちゃん♪ …なんてのはどうやら勘違いだったらしく 歓声って言うよりもみんなザワザワし始めたの。 しかもみんな決まってコウスケトリオの方を見てる。 他の学校の男の子たちもいるのに… …その理由にはね、すぐに気づいた。 こっちに向かってくるコウスケトリオを良く見るとね… なんとビックリ!何にも履いてなかったの! そう、つまりはすっぽんぽんw きゃーーーーーーーーーー!!!!www 心の中で叫ぶわたし。 海で褌取れちゃったってこと??w きっとこう言う場面では手で顔を隠したりして 恥ずかしがるのが女の子のテッパンなんだろうけどね。 隣の桃子なんて顔を後ろ見向けて顔真っ赤にしてる。 もーう、もったいないなぁw わたしにはそんなお淑やかさ全くないからさw おちんちん…おちんちん…! かなり近いところまで3人が来たところで わたしは食い入りようにおちんちんに照準を合わせる。 まずはもちろん…コウ! …きゃーw 久々に見ちゃったw コウのぞうさん。 なんだぁ昔とあんまり変わってないじゃーんw …でも気持ち大きくなってる感じするかな? どっちにしてもプルプルプルプル元気良く揺れてて 可愛くて可愛くてもう わたしのテンションはマックス状態w まさかこんな機会に コウのぞうさんと再会できるなんてねw 嬉しいけど、今度は『パオパオぞうさん』にも また逢いたいなっていう欲も出てきちゃう。 いけない子だなーわたしw ふふw そんなコウはキャラに似合わず顔を赤く染めて おちんちんを隠そうか隠すまいか迷ったように 左手を腰の辺りに添えてた。 照れてるコウ…可愛いなぁw 何よりおちんちんが…あーもっと近くで見たーいw …と、コウにばっかり目が行っちゃうのは仕方ないけど コウスケトリオが通り過ぎていく前に せっかくだから 他のコウスケのおちんちんも見ちゃおうって思った。 わたし欲張りーw まずは…左側の鈴谷は… わーおw もう毛ぇ生えてるww やだー、男の子のおちんちんの毛って初めて見たけど なんか…すっごいエッチw しっとり水で濡れてるし。 流石のわたしもドキドキしちゃったw 大きさは…コウより少し大きいのかな? 色が白いから大きく見えちゃうだけかもしれないけど。 …にしてもコウに負けず劣らず プルンプルンだなーw ってかなんで誰も隠さないんだろうw 見られたいのかなぁ?もうw …で、あとは真ん中の西島だね。 … …… ……えぇ!? うっそぉ!?w あれおちんちん?? …やだぁー!!ちっちゃーーーーーい!!wwww この距離で見ても、目を凝らさないと良く見れないってw …そっかぁ西島ってあんなちっちゃかったんだw あんなにモテる西島なのにねー。 神は二物を与えないってやつかなw …こんな言葉あったよねw 意味合ってる?w …でも、悔しいけど可愛いなぁw プルプルっていうよりはピョコピョコって感じ? いやーん、わたし表現的確過ぎw 「桃子!ほら!西島の可愛いよ!w」 顔を真っ赤にして後ろを向いたままの桃子に声をかける。 わたしのその言葉にビクッと反応した桃子は どうしようか迷ったように顔を赤らめて 意を決したのかコウスケトリオの方を向く。 ちょうどそのときが、わたしたちの目の前を コウスケトリオたちが駆け抜けていく瞬間で 多分桃子も、一瞬だけだけど 西島のおちんちん見えたんじゃないかな。 桃子は通り過ぎていく3人を 石になったみたいに体を硬直させて 目を真ん丸くして眺めてた。 …どんだけおちんちんに免疫ないのー桃子w …まぁわたしもコウの以外おちんちん見たのは 初めてだったんだけどさw ホント三者三様って感じだったなー。 ま、わたしはやっぱりコウのが一番好きだけど…さ。 コウスケトリオが家に入っていく直前 わたしは気持ちが抑えられなくなって 最後に一言叫んだ。 「コウーーーーー!かっこよかったぞーー!!」 おせっかいな奴だと思われるかもしれないけどさ。 わたしどうしても我慢できなくなっちゃうんだよね。 だって、コウが大好きだもんw 何の反応もなかったけど、きっと聞こえてたよね。 ようやく3人は家の中に入っていった。 「ママー!真ん中のお兄ちゃん  おちんちんついてなかったよー?」 コウスケトリオが家に入った直後 小さな女の子が大きな声でそう叫んだ。 そして大きな笑い声が巻き上がる。 …ちょっともう!ちゃんとついてたからぁ!w ちっちゃかったけどさw ホント、子供ってときに残酷だよねーw
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