少年裸祭り|Kune Kune Project

小説

少年裸祭り 【伍拾参】

藤木 いつみ
  • 藤木 いつみ
  • 2009/01/03 10:47
  • 石田家前
衝撃の禊が終わって10分ほど。 わたしたち4人は佳奈の家の前にいる。 まだ熱気が収まらないみたいね。 そんな中わたしたち4人はと言うと 佳奈は遠くの方をジーっと見つめたままだし 先生もビデオを持ったままボーっとしてる。 桃子に至っては、ずっと胸に手を押さえたまま まだ興奮してるみたい。 もーう、みんなおちんちんくらいで動揺しすぎぃ。 …なんてね、わたしもホントはどっきどきだったけどさw きっと今庭の中には男の子たちがいるんだよね。 …流石にもうおちんちん隠してる頃だよね。 例によって規制とかはないみたいだし…よし。 「わたしもう一回ちょっと、庭の中見てくるね!」 そう告げて入っていこうとした…ら 「…あ!」 不意に呼び止めてきたのは、佳奈。 「…何?」 「…あ、わ、わたしも行こうかな…。」 なぁにー?ちょっと意外wあんまり佳奈って 意味ないことに興味無さそうだしさ。 しかも続けて桃子まで 「…あ、わ、じゃ、わたしも…行く!」 まっかっかの顔でそう訴えていた。 なになにぃ? 近くで西島の裸見たくなっちゃったのかなぁ? うふふw可愛い桃子。西島も…ねw 「なんだぁ、じゃあみんなで行こ!先生も来ます?」 「…い、いや…私はいいわ!  こ、ここで待ってる!!!」 …もしかして先生が一番動揺してる?w って言うかあのシーン先生録画してたんだよね?? 大変じゃない?w モザイク必須だよね??w …んまぁ、いろいろ気になることはあるけど とりあえずってことで わたしたち3人は庭の中に入っていった。 …いたいた、コウスケトリオ。 みんなバスタオルで隠してるw まぁねー、褌取れちゃったもんねーw …と、わたしは他の2人には構わずに 真っ先にコウの元へ向かった、当然でしょw 「コーウ!」 ストーブの近くで温まるコウに、近づいていく。 「…だ、だからなんで!入ってくんなって!」 「別にいいじゃん!」 明らかにさっきより照れてるコウ。可愛いーw 「とりあえず、お疲れ!」 「…お、おう。」 … なんか全然目ぇ合わせてくれない。んもー。 「…あ、そうそう、久々に見ちゃったよ。」 「…な、なにがだよ。」 「なにがってー、コウのぞ・う・さ・ん!」 「…お、おい!他の学校の奴らに聞こえるだろ!  大きい声で変なこと言うなよ!」 「だってー、コウが聞いてきたんじゃん。」 ふと見ると、他の学校の男の子たちが わたしたちの方を見て、クスクス笑ってた。 何がおかしいんだよう!良く分かんないなぁもう。 なんかコウは余計に照れちゃうし。 …でも可愛いからいいやw 「でもあんまり変わってなかったね。ぞうさん。」 「…うるせーよ。」 「でも、ちょっと大きくなった?w  3年前と比べると。」 「…知らねーってそんなこと!  もうあっちいけっての!!」 「なんで怒ってんのーコウ。  わたしのこと嫌いなのー?」 「…べ、別に嫌いとかじゃねーよ。  …ほら、周りの奴ら見てるだろ、恥ずかしいから。」 なんで恥ずかしいんだろ?別に話してるだけジャンね。 「良かった…ならいいんだけど。  …あ、そうだ、また今度一緒にお風呂入ろね!」 「だ、だからっ!そう言うことは小声で言えよ!  大体もう6年なんだから俺ら!  一緒に入れるわけないだろ!」 「えーなんでぇ!別に6年とか関係ないじゃん。  また『パオパオぞうさん』見たいよぉ。」 「ぱ…パオパオ…!?  ば、馬鹿っ!変なモン覚えてるんじゃねーよ!  あんなのもうできるわけないだろ!」 「えーいいじゃんいいじゃん、見たい見たい。」 「だーめーだ!」 「えー……。」 もう見れないの…?『パオパオぞうさん』… ってことはもう一緒にお風呂入ってくれないってこと? …一緒に遊んでくれないってこと? …そう思うとわたしは急に寂しくなってきて 知らない間に泣き出しちゃってた…みたい。 「ちょ、お前…な、…くなって…。」 「わーーーあああぁぁぁぁぁぁ…。」 目の前に映る困った顔のコウ。 …ごめんねコウ、わたしわがままだよね。 …でも、我慢できないんだ、わたし、馬鹿だから。 「…ったくもう!ちょっとこっち来い!」 そんなわたしを見兼ねてか コウがわたしの手を引き、何処かへ向かい始める? …え? もしかしたら初めてかもしれないコウの強引な態度に ちょっとドキドキ。 つれてかれたのは、さっきコウが逃げていった 佳奈の家の裏の通路、塀と家の間の細い隙間だった。 「…ここら辺でいい…か。」 結構奥まで来たところで コウは立ち止まり、わたしの方を向く。 「…と、特別だからな。」 コウの細い真剣な目がわたしに向けられて 久々に見つめ合ったことに、思わずドキッとする。 …って言うか、これって、もしかして…。 …とわたしの心の準備ができる間もなく コウはわたしにだけその中身を見せてくれるように …バスタオルを解いた。 …ぽろん。 さっき見たコウのぞうさんが 今度はわたしの目の前で、わたしだけのために飛び出す。 きゃ、きゃ…!ぞうさん……!! そしてコウは顔を赤く染めたまま それを…やってくれた。 「パオパオぞーさん、パオッパオ♪  色黒ぞーさん、パオッパオ♪  いつみちゃんの前で、パオッパオ♪  これからも、よろしくね♪  …パーオ♪」 きゃーーーーーーーん!!! 軽快なリズムと歌詞の歌に乗せて 腰を振り振りするコウ。 そのたんびにプルプル揺れるコウのぞうさん…おちんちん。 あの頃と全く一緒だw なんだ、完璧に覚えてるジャンw …でもやっぱりちょっとぞうさん大きくなってるよ。 あの頃と比べたら。 …ちょっとドキドキしちゃったけど やっぱり可愛くて最高だったw と、仕事を終えたかのように すぐさまバスタオルを巻きなおすコウ。 顔まっかっかw 「…えー!2番はー!?」 とっくに涙なんて渇いたわたしは おこがましくさらに注文をつける。 「…だーめーだ!今日はもうやんない!」 「…えー!」 …ちぇっ。 …まぁちょっと欲張り過ぎってもんだよね。 1番だけでも、見れただけで良かったよ。 可愛かったw 嬉しかったw やっぱコウ大好きw …と、今度はコウの方から すっごく嬉しいことを言ってきてくれた。 「…2番は……  今度一緒に風呂入るとき…な。」 …え?え?え?今なんてったの? 一緒に入るって言ったのよね… 嘘、ホントに?…やったー! 「ホント!?わーい!超嬉しい!  楽しみぃ♪」 もうホント、コウ大大大好き♪絶対コウと結婚する! もう今決めた! まぁ前から決めてたけどw 「とにかく、そろそろ怪しまれるから  もう戻るぞ!」 「はーい♪」 そう言ってコウの後ろをついていく。 …と、嬉しすぎてわたしは無意識の内に コウの背中に飛びついていた。 ギュッ♪ 「…ちょ、おまえ、こらっ!」 「グヒヒ。」 「誰か来たらヤバイだろ!離れろって!」 「いいじゃんいいじゃん。  …て言うかやっぱりコウ、ちょっと太ったでしょー?」 「…うるせーよ、気のせいだよ。」 「ちーがーう!絶対太った!スポーツしないからだよ?」 「うるせーなぁ!分かったから!離れろって!」 「んもーぅ♪」 …… …
- いつみエンド -
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