小説

保健室事件

高校生のとき サッカー部のマネージャーをしていました。 ウチの高校 女子の人数が男子に比べて ちょっと少ない感じだったので 同じ学年に女子マネージャーは 私以外いませんでしたね。 マネージャーって言っても1年の頃は 部員が練習するのを見て 用具出したり片付けたり見たいな 実際何やってるんだか 良く分かんない感じでしたけどねw そんな高1の夏のある日。 1年の部員だけで 他の高校の1年生と 練習試合をすることがありました。 もちろん参加するマネも私だけ。 まぁやったのは ウチの高校だったんですけどね。 練習試合って言っても 男の子たちにとっては真剣勝負。 みんな全力で試合してました。 試合は順調に進んでて 前半の20分くらいで ウチの高校が2-0でリード。 ガンバレー!って大声で応援してたら 部員の一人がいきなりバタッと 倒れちゃいました。 なに!?って思ったら ウチのチームの選手の一人が 熱中症だか貧血だかで 倒れちゃったみたいでした。 とりあえず試合は一時中断で その男の子がチームメイトに肩を借りながら ベンチに戻ってきました。 良く見ると1年の中でも かなり上手いランクに入る N君でした。 結構ハンサムでスポーツ万能で 学年の中ではかなりモテるタイプで 私の中でもかなり お気に入りの男の子でしたね。 試合は補欠のメンバーを加えて 再開。 N君は冷や汗ダラダラに流して 意識朦朧といった感じでした。 「大丈夫…?」 って私が声をかけると 「うーん…ぅうーん…。」 ってうなってて 相当きつそうでしたね。 見かねてコーチが 「保健室すぐそこだから、ちょっとベッドで寝て来い。」 とN君に言いました。 それで 「お前も付いてってやれ、マネージャーだろ。」 と私も指名され、意識ほとんどなくて 辛そうなN君に肩を貸しながら 2人で保健室に向かいました。 「失礼しまーす。」 …沈黙。 「誰もいないなぁ…。」 「…休みだからだろ、仕方ねぇよ。」 やっと喋れるようになったみたいで N君はそう言って ベッドの方にフラフラ一人で 歩いていきました。 大丈夫そうだな、と思ったらN君は 「服汚ねぇ、このままじゃ寝れねぇじゃん。」 と言ってその場で服を脱ぎだしました。 ビックリして私はどうしていいか分かんなくて その場で立ち尽くしてました。 靴を脱いで上着を脱いで ハーフパンツを脱いで靴下まで脱いで… もうどうしていいか分からず ただただ私はドキドキ。 さすがにこれ以上脱がないよね、と思ったら 「誰もいないし、いいか…。」 と独り言のようにつぶやいて 私がえっ、と思った次の瞬間 勢いよくパンツも下ろしちゃいましたw 私はただ呆然。 意識が朦朧としてたのか 今の一瞬で完全に私がいること 忘れちゃったみたい。 目の前に現れた お気に入りのN君のプリッとしたお尻。 そこだけ日焼けしてなくて真っ白でしたね。 それでN君は本当に 何も身に着けていない すっぽんぽん姿になってしまい そのままベッドに仰向けで寝転びました。 そう、"仰向け"でw 小5のぞうさん事件以来 同級生の男の子のおちんちんを 間近で見てしまった瞬間でしたw N君はやることやるだけやって 腕でおでこを抱えながら 寝始めちゃいました。 ギャランドゥが男性っぽく おへその下に生えていて それにつながるように おちんちんの毛がボーボーに 生えそろってました。 それでその下に申し訳程度に 小さなおちんちんがチョロンと くっついてましたw 最初見たとき 『え…こんな小さいの?』 と驚いた記憶があります。 どうしても気になったんで N君が寝てるのをいいことに 悪いとは思いながらも ちょっと近くまで行って ガン見したりしちゃいましたw 昔見たおちんちんより だいぶ太かったけど 長さはあまり変わらない感じでしたねw おちんちんの毛が 予想以上にボーボーに生えてたせいも あるとは思うんですけどw 今思えば完全に皮は被ってた気がします。 でもかなりパニックでしたよw 床に乱雑に脱ぎ捨てられた ユニフォームと靴下とトランクスに 傍には同級生の男の子が すっぽんぽん姿でベッドに寝てて グランドに戻るわけにも行かないし かと言って起こすわけにも行かないし… しょうがないのでN君が起きるまで 保健室に待機することにしました。 極力見ないようにはしてましたけど N君がちょっと動くたびに そっちに反応してしまって そのたびに目線は結局おちんちんに 向いてしまって…。 たまにおちんちんもピクってしたりして… 男の子の知っちゃいけない部分を 見ちゃった感じでしたね。 何分かな…数十分経ったくらいですね。 やっと目が覚めてみたいで N君が上半身を起こしました。 もちろん何も身に着けてません(汗 「何で俺ここにいるんだ…?」 N君はそう言ったので 「熱中症かなんかで試合中に倒れちゃったんだよ…。」 私はどこに目線を向けていいか分からなかったけど 頑張ってN君の目を見て教えてあげました。 N君はやっと私の存在に気づいたらしく 「あー…そう言えばなんか意識が朦朧として…  それから覚えてないな、俺倒れたのか。  お前がここまで連れてきてくれたのか、サンキュ。」 感謝されたけど、すっぽんぽんのN君の前で どうすることもできず、うつむいてました。 ん?とN君が私の姿に異変を感じたのか ようやく自分の体を見ると 自分が何も身に着けていないことに気づいて もの凄い驚いた顔をして 顔真っ赤にして、やっと両手でおちんちんを隠しましたw …… 重い沈黙… 「…何で俺、全裸なの…?」 N君はうつむいたまま私に尋ねてきました。 「お前…?脱がせたの。」 ビックリするようなこと言ってきたので 「ち、違うよ!自分で脱いだんじゃん!  私がここにつれてきたら勝手に脱ぎだしたんじゃん!  ビックリして止める間もなくその状態になっちゃって…  しょうがないから起きるまでここで待ってたの!」 わたしはN君に背を向けながら叫びました。 私の顔も多分、真っ赤だったと思う。 きっと同じように顔真っ赤のN君。 もう身動き取れない感じでしたね。 そしてもう一言N君。 「…見た?」 「…な、何を?」 「…………俺の…その……チン…。」 どう答えればいいのかわかんなくて でも本当のことを伝えるべきだと思って N君が言い終わる前に 「…み、見たくて見たわけじゃないから!  いきなり脱ぎだしたから  気づいたらもう、視界に入ってたってゆうか…  で、でも、そんなじっくり見たわけじゃないから!  安心して!」 もうなんかめちゃくちゃな発言。 とりあえず、見ちゃったってことに 変わりはないのにねw それで またもや沈黙… 「…と、とりあえずそのままの状態でいろ。」 「…わ、分かった。」 ちょっと間があって か細い声でN君がそう言いました。 後ろでガサゴソ聞こえてたんで 今服着てるんだなーって分かりました。 それで全部着終わって、靴を履く音が聞こえた後 N君は真っ赤な顔をして 私の横を通っていきました。 …す、素通り?と思ったら N君は出口まで行くとちょっと間をおいて振り返って 「た、勃ったら、こんなモンじゃねーからな!」 そう言って真っ赤な顔をして捨て台詞のように言うと グランドに戻っていきました。 10秒くらい呆然とする私。 でもなんだか最後の言葉がおかしくて ちょっと一人で噴出しちゃいましたw 男の子っておちんちんの大きさ 気にしてるんだなーって思いましたねw そのあとグランドに戻って応援の続き。 グランドに着いた頃にはもう N君は試合に戻ってました。 結果は5-0でウチの高校の圧勝。 戻ってくる選手全員にお疲れ様ーと声をかけて N君は私と目が合うと 顔を赤くして目をそらし そそくさと片づけを始めました。 その後N君との仲は ちょっと微妙な関係が続いたけど ちょっとしたらいつもの マネージャーと部員の関係に 戻れましたね。 あの女子にモテモテのN君は 実は凄いちっちゃいおちんちんで それを凄く気にしている。 そんなこと知ってる女の子って 絶対私だけだろううなーと思って 一人で勝手に優越感を感じてましたw たまに試合前とかに 「また熱中症で倒れないでよ。」 と、からかうと 「…うるっせー、馬鹿!」 と顔赤くして恥ずかしそうにするN君を見るのが なんだか可愛くて好きだった気がします。 今思うと嫌な奴ですね、私w 高1の夏の 淡い思い出ですw
-おしまい-
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