CFNM日記

イタイケな5minutes 1

(2014年11月16日 15:00)

次の授業が始まるまで、もう時間がありません。

わざわざ、いつもより少し早めに終わらせたのに、
まだ着替えが終わっていなかったりしたら、
先生呆れるだろうな。
また、怖ーいお説教を聞かされることになるんだろうな。
怖いな。嫌だな。

嫌ならとにかく、急いで着替えを済ませることです。

「おーい女子~、早くしろよ~。
 もう次の授業始まっちまうぞ~。」

外から聞こえてくる、男の子の声。
牧野スグル君、かな?

「まだだーめーっ!!」
「もうちょっと待っててーっ!!」

慣れない場所、馴染みの有り過ぎる場所での着替えに戸惑い、
ついつい手間取ってしまうわたしたち女子。

いつもなら、いちいちタオルで隠したりせずに、
堂々と着替える子も多いのですが、
すぐ近くで男子が待機していることへの警戒からか、
みんな、ラップタオルでしっかりと全身を隠しながら、
慎重に慎重に着替えています。
だから、いつも以上に時間が掛かってしまうのです。


久音ヶ丘第一小学校のプールには、
更衣室が1つだけ用意されています。


低学年の頃は、教室で、
男女一緒に着替えをしていたのですが、
高学年になり、羞恥心が芽生え始めるようになると、
女の子たちは徐々に、その更衣室を利用するようになって、
5年生にもなると、女子はみんな、
そこで着替えをするようになりました。

男子たちはというと、わたしたちが勝手に「男子禁制」として、
そこを占拠してしまうので、
高学年になっても、教室が更衣室代わりのまま。
なんだかちょっと不平等だなって思ったりもしますが、
まぁ、仕方ないですよね。

そんなこともあり、いつもであれば、
備え付けの更衣室を使って着替えをしているはずなのですが、
ちょうど今、その更衣室を含めたプール周りの施設の
全面建て替え工事を行っている最中ということで、
それが終わるまで、更衣室を使えなくなってしまったのです。

「工事が終わるまでの間は、女子も教室で着替えるように。」
「ええーっ!?」

プールの授業終わりに先生にそう言われ、
わたしたちは全力で嫌がりました。

「別に一緒に着替えたって問題ないだろう、まだ子供なんだし。」

先生はそう続けましたが、わたしたち女子はそれに猛反対。

結局、女子全員の着替えが完璧に終わるまで、
男子には教室の外で待っていてもらう、という条件で、
なんとか落ち着いたのでした。

5年生にもなれば、多くの子は胸も膨らみ始めますし、
もうブラジャーを付けている子だっています。
男子と一緒の着替えに恥じらいを感じるのは、
当然のことですよね。

「お~い、遅過ぎんぞ~。」
「もうちょっとだからっ!!」

とは言うものの、なかなか着替えの終わらない女子のせいで、
裸で待たされている男子の苛立ちも分かります。

さすがにこれ以上待たせても可哀そう。
着替えが終わらずに怒られるのはきっと、男子の方ですから。

うんしょ、うんしょ。
よし、着替え完了。一番乗り、かな。
胸を撫で下ろし、意気揚々と自分の席に戻ります。

だからって、「男子、もう入ってきていいよ~。」、なんて、
身勝手なことを言うわけにはいきません。
他の女の子たちの多くはまだ、
ラップタオルの中でモゾモゾとしています。

全身をタオルで隠した状態で水着を脱ぐのって、
意外に難しいものなんですよね。
そうこうしていると、

「…ああんもうめんどくさいっ!!」

そう言って、
遅れを取っていた女の子の1人、小暮ミキちゃんが、
体を覆っていたラップタオルをおもむろに外し、
剥き出しになった胸をあらわに、水着を脱ぎ始めました。

わぁ、もう立派な胸だなぁ。
人一倍成長の速いミキちゃんの裸が、
わたしはいつも、気になって仕方がありませんでした。

「あー、…わたしもっ、もういいやっ。」
「もう、時間ないもんね。」

ミキちゃんに倣えで、他の女の子たちも次々とタオルを捨て、
いつもの更衣室でのスタイルで、威勢良く脱ぎ、
体を拭き始めました。
みんな、教室ではだかんぼです。

「やばーいなんか、教室で裸とか変な感じ~っ!」
「ね、やばーい!」

すっぽんぽんの体をタオルで拭きながら、
「やばーい。」を連呼する女の子たち。

うん、なんだかすごい、変な感じ。
すごい、やばい感じ。

でも、別に隠す必要なんてなかったんですよね。
別に、男の子たちに見られてるわけじゃないんだし。
最初からこうすれば、早かったんですよね。

でも、次の授業まで、あと5分ほどしかありません。
間に合わなかったら、きっと先生は怒ります。
お説教が始まります。

みんな、急げっ、急げっ、早くっ、はやっ―

「はい時間切れ~~~~~!!!!!!」

え。

動きがピタリと止まるわたしたち。
一斉に、声のする方へと視線を向けます。
それとほぼ同時に、教室の前のドアがガララッと開きました。

―バンッ!!!

乱暴に開かれたドアの先に、
海パン一丁姿のスグル君が立っていました。

まだ、着替え途中の女の子がたくさん残っているのに。
まだ、ミキちゃんはあんなにも、無防備なのに。

この記事へのコメント
  1. おぉ、女の子側が見られちゃうとは…(*/ω\*)
    いったいどうなるのか、続きを楽しみにしてます。
    だいぶ寒くなりましたのでお体にお気をつけて〜

    • コメントありがとうございます!
      まったりペースですがこちらも更新していければと思っております~。
      めっきり寒くなりましたね~お気遣い感謝です!(´ω`)
      マコさんもお気を付けて!

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