小説

プールサイド鬼ごっこ

小学校5年生のときの ある日のプールの時間。 「はい、今日はここまで。  みんな上がって~。」 先生のその言葉で みんな次々にプールから 上がり始めました。 「みんな頭、目、ちゃんと洗ってから着替えるように。  次の時間には間に合うようにね。」 そう言うと先生は1人足早に プールを後にしました。 友達たちと外にある簡易シャワーで 頭を洗っていると 男の子たちの騒ぎ声が聞こえてきました。 「坂口の海パンゲット~!w」 「おい、ふざけんなマジ!返せっ!」 どうやら男の子たちがふざけて 坂口くんの海パンを脱がせて 上がってきてしまったみたいでした。 もちろん坂口くんは出れるはずもなく まだプールの中。 いつも笑顔でやさしい印象の坂口くんも さすがに参ったって感じで 取り乱していました。 「もう男子って馬鹿だよね~。」 「…でも今坂口くん何も履いてないってこと?」 「やーだー。」 シャワーで頭を洗いながら キャッキャと騒ぐわたしたち。 なんだかんだでみんな興味津々でした。 どうなるのかなと思っていると 坂口くんの海パンを持った男の子が シャワーを浴びるところにやってきました。 「脱ぎたてだぞー!」 そう言って坂口くんの海パンを 投げてくる男の子。 「きゃーーーーーー!!!!」 逃げるわたしたち。 大笑いする男の子たち。 シャワーを浴びるところの床に ポトッと落ちる坂口くんのパンツ。 「もうやだー!早く更衣室いこ!」 「待って!」 「…え?」 よく見ると女の子たちは 誰1人として更衣室にはまだ入っていなく プールサイドでどうなるのか ドキドキしながら待機しているようでした。 「…早くしねーと  次の授業始まっぞー!w」 意地悪にも男の子たちがそう言うと 顔を赤らめた坂口くんは 「ちくしょう!」と言った感じで 男の子らしくプールからザバーっと出てきました。 「きゃーーーーーー!!!」 プールサイドにいた女の子たち全員の視線が 坂口くんの股間に注目した瞬間。 …でもちゃんと手で隠してました。 でもやっぱり年頃の女の子たちには 衝撃の光景だよ。 みんな手で目を隠す仕草とかしてたけど 結局ちゃんと見てたし、見たかったはず。 相変わらず大笑いしながら見てる 男の子たち。 ひどいなーもう。 そして自分の海パンが捨ててある シャワーのところに来た坂口くん。 いつも笑顔の坂口くんの顔は ちょっと涙目になってて真っ赤でした。 もちろん女の子たちはプールサイドに避難済み。 わたしは友達に手を引かれて 逃げる振りをして 坂口くんの後ろに回りこんで お尻をばっちり見せてもらっちゃいました。 「きゃ!」小さな声を漏らすわたしたち。 男の子らしい プリッとしたお尻が丸出しでした。 坂口くんは海パンを手に取り すぐに履くのかと思ったら それを肩にかけて 片手で大事な部分を押さえたまま もう片方の手で頭を 洗い始めました。 …まぁよく考えたら 海パン履いたら一瞬でもおちんちん 見えちゃうことになるモンねw クスクス… やだー… どうしようお尻見ちゃった…w 女の子たちは私を含め 相変わらず更衣室に戻ろうとはせず プールサイドでその光景を 恥ずかしながらも 目に焼き付けている様子でした。 なんだかんだでみんな 異性の裸には興味を持つ 年頃ですもんね。 その声を聞いてさらに顔を赤くした坂口くんは シャワーの蛇口をキュッと閉め 何を思ったのかな… きっともうヤケになっちゃったんだと思う。 「…見たきゃ見やがれ!」 と、いつもの坂口くんからは 想像もできないような言葉を発し わたしたち女子に見せ付けるように 隠していた手を離しちゃいましたw 「きゃーーーーーー!!!!」 今日一番の悲鳴w ぷるるん。 よく晴れた夏空の下に 坂口くんのおちんちんが現れましたw そして坂口くんは何を思ったのか 丸出しのおちんちんを突き出すような姿勢になり 両手で交互にドンドンと ゴリラのように胸をたたきながら わたしたち女子が固まっているプールサイドに 走りながら近づいてきました。 無言で顔を真っ赤にして涙目になりながらw 男の子ってホント良く分かんないw すっぽんぽん姿で 女子を追いかける坂口くん。 逃惑うわたしたち。 「あの坂口がフルチンで暴れてるぞー!w」 「坂口がおかしくなったぞー!w」 爆笑といった感じの男の子たち。 「もうやーだー!」 「さいってい!」 そんなこと言いながらも バッチリおちんちんを見ている様子の 女の子たち。 かくいうわたしもw 坂口くんのおちんちんは プールに入っていたせいか ちじこまってしまっているのか すごく小さく感じました。 日の光のせいもあってか真っ白でしたね。 あと塩素のせいでシワシワでしたw 小さいながらも ぷるぷるぷるぷる一生懸命 揺れていましたねw …可愛かったです(照 そのすごいエッチな追いかけっこは プールサイド1周するまで続き 1周終わると坂口くんは 顔を最高潮に赤くして 瞳を少しうるませながら 「あーもうやだ!」と 震えた声でヤケ気味にそう叫ぶと おちんちん丸出しのまま 男子更衣室に向かっていきました。 「…ちんちんちじこまってっぞ!w」 「…うっせー!」 最後にそう吐き捨てると 坂口くんはようやく おちんちんを手で隠し 男子更衣室に消えていきました。 ようやく女子更衣室に入る わたしたち女子。 全員入ってドアが閉まったのを確認すると 「…ねぇ見た見たー?坂口くんのおちんちん!w」 「見ちゃったー!  坂口くんも男見せてくれたねーw  …でも、こんなんだったよ?w」 「やーだー!w」 「水に浸かってたせいで  ちじこまっちゃってたんでしょ?  だって年長の弟のと  大して変わんなかったもんw  しかもシワシワだったし。  塩漬けのおちんちんって感じw」 「やだー!  ってかアンタ見過ぎw」 「…そうゆうみんなだって  じっくり見てたくせにー!w」 「でもあの坂口くんがねぇ…。」 「何が?」 「だってアレ大きさ的には50点くらいでしょ?w」 「やだもう!何それw」 坂口くんのおちんちんを 勝手に品評し始める女の子。 馬鹿馬鹿しい…と言った感じで 冷静に着替えをする学級委員。 …顔は赤らめてましたけどねw さらにはおちんちん見るのが初めてだったらしく 未だにドキドキが収まらずに 着替えどころじゃないといった様子の 女の子。 とにかく女子更衣室は 異様な熱気に包まれていましたw 結局わたしたち女子は全員 次の授業に10分ほど遅れていき 「どうしたの?」と言う先生の質問に 「…ちょっとハプニングがありました。」 と学級委員が冷静に答えると みんなクスクス笑ったり 顔を赤らめて恥ずかしがったりしてました。 当の坂口くんは 顔を隠して寝た振りをしていました。 きっと顔真っ赤だったんだろうなw
-おしまい-
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