小説

ポロリ屈伸運動

小学校5年生のとき 体育の時間はある時期から 女子たちにとって ドキドキの時間になりました。 体育の時間は まずいつもラジオ体操をして そのあとに屈伸運動を 2人1組でやっていました。 どこでやってもいいんだけど 体育委員の2人は みんなの前でわたしたちの方を向いて ラジオ体操から屈伸運動まで することになっていました。 どこの学校でもそうかもしれないけど 男子の体育着って 下は短パンみたいに短くて 開脚して運動すると 大事な部分がポロリしちゃうくらい 危なかったらしいんですね。 だから男の子たちはみんな ボクサーパンツ履いて それを防いでいるようでした。 まぁボクサーパンツは丸見えなんですけどねw そんなご時世に そんなことお構いなしに 下着トランクスで足を全開に開いて 屈伸運動している人がいたんですね。 それが体育委員の原西くん。 いつも誰よりも大きな声で掛け声を出していて ラジオ体操も屈伸運動も 人一倍大きな動きで頑張っていました。 素直に格好いいなーって思ってたんですけど いつも誰よりもポロリしちゃってる らしかったんですねw 女の子の中でも結構話題になってて 今日見えちゃった!みたいに 顔を赤らめて言ってくる女の子も 結構いました。 わたしは「やだー。」といいつつも 実際見てみたい気持ちがあったのも 嘘ではありませんでした。 そんなある日の体育の日。 意を決して『見える』と噂のポジションに 友達を誘って陣取りました。 最低だよねわたしw ラジオ体操も終わり 屈伸体操が始まって… 「次、開脚~。」 と原西くん自身が掛け声を出すと 原西くんは誰よりも大きく 足を広げました。 最初は開脚をして左に倒れる運動。 ペアの人に後ろから押してもらいます。 わたしもめい一杯足を広げて どうしようと迷いながらも 見ちゃえ!と思って原西くんの足のほうに 視線を向けると… …ちょろん。 トランクスからはみ出たおちんちんが ちょうどわたしの方を向くように 「こんにちわ」してましたw ついに見ちゃった…。 原西くんのおちんちん。 威勢がいい割りに おちんちんは可愛いんだね…w ほんと丸見えって言うか… 見事に全部見えちゃってるよ。 短パン上げ過ぎなんじゃないのかな? …ってゆーか本人気づいてないのかな(照 そんなことお構いなしに 「1、2、3、4!2、2、3、4!」 と掛け声をかける原西くん。 その掛け声のたびに ぷるんぷるんぷるんぷるんと おちんちんが揺れているのが分かりました。 さすがに目のやり場に困っちゃいましたw 次は開脚をしたまま 右に倒れる運動。 そのときにわたしの隣の男の子も 流石にそれに気づいたらしく 「原西あのさ~。  前から言おうと思ってたけど…  ちんぽ丸見えだぞw」 言うなよー、と笑う男の子たち。 やーだー!wと口々に言う女の子たち。 みんな知ってたんだねw その言葉を聞いて原西くんは 顔を真っ赤にしました。 でも一切隠そうとしないで 「…はい次!  前に倒れる運動!」 とそのままの状態で運動を続けました。 「隠さねーのかよぉ!w」 男の子がそう言うと 「…隠してたら運動できないだろが!  見たきゃ勝手に見ろ!」 そう言って顔を真っ赤にしながらも 堂々とおちんちんを 揺らしていました。 わたしは目をやり場に困ったけど じゃあお言葉に甘えて…と 結局興味津々に それを見せてもらっちゃいました。 原西くんと一瞬目が合ったから きっと気づかれたよねw それでも原西くんはすぐ目をそらして 顔を赤らめながらも目を閉じて 屈伸運動に専念していました。 それからも 原西くんのポロリ運動はクラスの名物で 今日はこっち向いてたーwとか 今日はあんまり見えなかったーwとか 女子の間でいつも話題を独占していましたねw 格好いい人に限って こういう良く分からないポリシーみたいなもの 持ってたりするんですよね。 こっちはただで見せてもらっちゃってるから 「ごちそうさま」って感じですけどねw
-おしまい-
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