日記

雑草と太陽 総括

(2012年8月26日 21:00)

「雑草と太陽」の方、完結致しましたので、総括的あとがきを書かせていただきます。

今回は、CFNM日記~小さな青春物語~の中では、初めての男同士のお話でした。

CFNMじゃねーじゃん!って話ですが、まぁ作中にCFNMなシーンはポロポロ登場してますんで、そこらへんは大目に見ていただければ幸いというか、別にそこら辺気にして読んでいる方はそもそもあまりいないような気がしていなくもなかったり…

まぁ、今までとちょっと違うお話だったとは思われます。

終わり方やその後の話含め、1つのお話としてどう捉えるかは読んでくださった皆様にお任せするとして、とりあえず作者目線での2人の登場人物のイメージを勝手に述べさせていただきますと…

ノリは、男の中の男。
男ならこうであるべきだ!とか、定義付ける気はさらさらないですが、ノンケの男の子はこうであってほしいなっていう作者的理想を具現化したような子です。

どうでもいいものはどうでもいい、けど負けたくないものは負けたくない。
周りがどう思おうが関係ない。とにかくひたすら我が道を進む。
男の子って言うより、男児ってイメージですね。なんとなくですけど。
成長してもDQNにだけは育ってほしくないな~という作者的心配が芽生えるくらい、無理矢理なまでに漢ポイント(素敵)をふんだんに注ぎ込んだつもりです。

対するユキは、いわゆる男ではない男の子、ですね。
ゲイというよりはホモ、ホモというよりは「中身が女の男の子」ってイメージです。
あまり差異は無いですが、こちらもなんとなくです。

自分が周りの男の子と違うことに気が付いているけれど、それを受け入れることがまだ出来ていない。
ノリのようなカッコいい男になりたいという憧れから、ノリに近づくようになって、でも気付いたら、ただただノリが好きになっていて、
結局『変な自分』に確信を持ってしまっただけで、横顔を見つめてドキドキしている自分に嫌気がさして、気持ち悪くなって…
そんな子です。

終わり方がいろんな意味でガッカリだったかもですが、個人的にはこれがベストかな~、と。
超絶恥ずかしい「すっぽんぽんのその先」の罰ゲームも考えたんですけどねw
最終的にはこんな感じに落ち着かせました。

この後2人はどうなったのかは、想像にお任せしたいのですが、多分きっとユキの言うとおり、徐々に距離が離れていって、会わなくなって、疎遠になって…、そんなところかと思います。
確実に言えるのは、想い合えることはない、ということですね。

何が書きたかったのかと言われると難しいところなんですが、
個人的に、男同士で両想いになれる確率って、当たり前ですけど、それはそれは低いもので、想い合えるなんて奇跡みたいなもので、そんなことってあるの?と疑ってしまうくらいのレベルで。

何と言うか、何処かでやっぱり、男は女と、女は男とくっつくべきだと思っている自分もいたりするんですよね。きっと。
もちろん♂×♂・BLを否定しているわけではないですよ、そんな素敵なことはないですし。
でも、何と言うか、ジレンマと言うか、トラウマと言うか、…うーん、なんだろう。
…んまぁ良く分からない話はとりあえず置いておいておくとして。

ここを読んでくれているような人だったら、
ユキのような、絶対に叶わないと知りながら好きになってしまった体験みたいなものは、一度は体験してるんじゃないかな~と思って書いてみた、というのは1つありますです。
勝手な想像ですけどね。

元々のCFNM日記も、裸を見られた男の子の物語や見てしまった女の子の物語、であると同時に、ユキのような男の子の、女の子に対する憧れや願望の物語でもあると思うのでね。
登場する女の子を自分に置き換えて読むのが、作者的には1つの悦な楽しみ方だと勝手に思っていたりします。

ユキ(やユキのような人)が、ノリ(やノリのような人)への恋を自分の成長に変えられるといいですね。
くれぐれも、引きずることのなきよう…

と、最後になりましたが、
CFNM的要素としては、すっぽんぽんで頑張るノリに萌えていただければってところですかね。

クラス全員の前で全裸で走るって、ある意味今までで一番酷なシチュエーションだったかもしれないです。それをしてでも1番になりたい、1番になるためにみんなの前で堂々と、潔く全裸になる。

女子の悲鳴、一切隠さず大サービス、でも顔は真っ赤っか。いざ、全力疾走。
そこら辺が見所だったかと思います。まぁ、いつも通りっちゃあいつもどおりでしたねw

…とまぁ、ツラツラ書き殴っただけのせいでなんだかまとまりのまったくない文章になってしまいましたが…
以上、雑草と太陽の総括とさせていただきます。
最後までお付き合いいただいた方、ありがとうございました~。

さて、今後のお話ですが、正直なところ完全に未定です。
いわゆるストック0状態でございます。

願わくば目安箱の消化を兼ねた短編の不定期更新、のさなかに華麗に新作をスタート、といきたいところですが、いつもながら予定は未定なので、そんな可能性があります程度に思っていてください。

あ、目安箱は随時書き込み受付中ですので、是非ジャンジャン書き投げ飛ばしていただけると嬉しいです。
返信が遅れがちですが、必ずお返事させていただきます。

後はオフのお知らせですね、時期が近付いたらまたここに上げさせていただきすが、10月6日のショタスク18に参戦します。久々のオフですね~。
新刊誠意制作中です~、こちらも是非よろしくお願い致します~。

ではでは、真夏の本気に負けぬよう…。
また。

この記事へのコメント
  1. 「雑草と太陽」お疲れさまでした。
    ちなみにすでにご存知かもしれませんが一つだけ同性愛(?)の追記を。
    実は「1人の同性の人が気になる・好きみたい」=「同性愛者」とはならないかもしれないらしいのです。
    仮に、同性の特定の一人は気になるけど、性的な目線で異性のことをみることができる場合、それは普通にノンケになるらしいです。
    (同性も異性も性的対象であれば両性愛者になりますけどね)
    と、蛇足かもしれませんが一応書き足しておきます

    • そうですね~、今のところユキはノリだけが好きなのでノンケやバイの可能性もありますが、個人的にはその可能性はゼロのつもりで書いていました。
      自分の見る目が他の男の子と違うことに気づいていて、駄目だ普通っぽくならなきゃ!という思いでノリに近づいて、でも結局好きになって、自分が普通じゃないと気づいて…、なんか繰り返しになっちゃいましたねw
      ノリのお陰で自分が異性愛者ではないことに確信が持てて、でもノリと結ばれることは絶対になくて、だからノリがいなくてもこれからは頑張らなくちゃいけない、というのがユキくんのつもりでした。
      ジェンダーに関する言葉はいろいろあり過ぎて使い勝手が難しいんですよね。ゲイもホモもオカマも同性愛者も性同一性障害者も、似た言葉だけど全く違うものだったり、少しずつ受け取るニュアンスが違うものだったり。なのでユキには「中身が女の男の子」という確実そうでいて実に曖昧な言葉を使って、ちょっと逃げさせてもらいました。
      まぁまだ子供なので、今後どうなるかは分からないという期待も込めまして…w
      書き込みありがとうございましたっ、性別って難しい!

      • 最近は「性同一性障害」とかも認められつつあったりでそういうセクシャルマイノリティの人にも優しくはなってる気もしますね。
        再びそういったものを考えるいいきっかけになりました

        • ありがとうございます~。
          とりさんのセクシャリティーがどうかは分かりませんが、自分がユキよりのタイプの人間なので、そう言う人に読んでもらって何かしら感じてもらえらたらいいな~と思って書いていた節があるので嬉しいです~。
          まぁセクシャルマイノリティーの人全てがおおっぴらにそれを曝け出して生活が出来てしまう世の中って言うのも何か違う感じがしますしね。
          リアルでは隠して、認めてくれそうな人を自分で選択するくらいがちょうどいいのかな~とか思いますね。
          ちょっと話がそれましたね~倍返しレスポンス失礼しました!今後もよろしくです~(´ω`)

  2. kuneさんお元気ですか?

    • コメどうもです~。
      ぼちぼちですねw

      • kuneさんの小説早く読みたいですo(^-^)o

        最近は忙しいんですか?

        • 忙しいとかではなくて、物書きに費やせる時間が少なくなってきてる感じですね~。
          今のところまだ準備できていないので、短編とかパラパラ書けたらな~と思ってます。

  3. もう10月ですね
    運動会の季節なのでスポーツ系の話とか読みたいです

    • コメントありがとうございます~、書ければ…!;

      • なんか焦らせてすいませんっm(__)m

        • いやとんでもないですっ、コメントのおかげでモチベ が保てるので。今しばらくお待ちいただければさいわいです~

  4. 今年もあと二ヶ月ですね
    長かったようで短い

    • コメントどうもです~。
      あと10週間程度ですかね。早いですね~…

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