小説

リアルおままごと 5

オムツ姿のまさとくんが寝ている ちょうど目の前に腰を下ろすわたし。 一瞬まさとくんと目が合ったけど 顔を赤くしてすぐに目をそらしちゃいました。 かくゆうわたしも顔赤かったと思うけど。 見ていいのか分からなくて 凄く動揺しちゃいました。 「ま、まさとー大丈夫ー?  泣かないでー。」 いきなり大根女優になってしまったかのように 棒読みでそう聞くわたし。 「おぎゃーおぎゃー。」 顔を赤くして目を閉じ 恥ずかしそうにそう喋るまさとくん。 ちょっと可愛かったですね(照 次は何をするのかと思って さつきちゃんの指示を待っていると さつきちゃんはちょっと一呼吸おいてから ビックリするようなことを言いました。 「…はいそこで赤ちゃんが  おもらしをしてしまいます。」 流石に恥ずかしそうに そう言うさつきちゃん。 流石にびっくりするわたしたち。 …特にまさとくん。 「…そ、そう言うテイってことだよな?」 おそるおそるそう聞くまさとくんに さつきちゃんはまた恥ずかしそうにして 「リ・ア・ル、おままごと  って言ったでしょ!  ちゃんとおもらしして!」 もうめちゃくちゃ。 そんなことしてどうするんだろう。 と思ったけど 内心ちょっとドキドキ。 ホントにおしっこしちゃうのかな…。 「…そんな…  小4にもなっておもらしなんて  出来るわけねージャン…。」 恥ずかしそうにそう答えるまさとくん。 「…大丈夫よ。  誰にも言わないから。」 「いや…そう言う問題じゃなくてさ…。」 こうなったらもう きっとさつきちゃんは何も 聞く耳を持たないんだろうな…。 そのことをきっとまさとくんも知ってる。 ちょっと間があいて… まさとくんは決心したのか 「分かったよ。」 と告げました。 流石にびっくりするわたしたち。 マジかよ!wと厚川くん。 そしてまさとくんは10秒くらい目を瞑ると 静かに目を開けて 「…したぞ。」 とさつきちゃんに告げました。 え…ホントにおしっこしちゃったの…? わたしはもうビックリして 頭真っ白、顔真っ赤。 心臓の鼓動が凄かったです。 「…本当に?」 疑い深そうに でもやっぱり恥ずかしそうに さつきちゃんはそう問いました。 「…本当だよ。」 「…ホントにホント?」 すっごい疑うさつきちゃん。 「…嘘だね。」 ちょっと間をあけて そうまさとくんに告げるさつきちゃん。 「…な、なんでだよ!」 「だってそのオムツ、  赤ちゃんがおしっこすると  おしっこした部分に  青色のゾウさんマークが  浮き上がってくるように出来てるんだもん。」 「…なんだよそれ。」 …なるほどね。 ちゃんと確認できるようなの持ってきてたんだ。 ホント意地悪だなーさつきちゃん。 まさとくんもやっぱり おもらしなんて出来ないよね。 しかもみんなの見てる前でなんて 罰ゲーム過ぎるよね…。 「…さ、はやくしちゃって。」 すっごい上から目線で でも恥ずかしさを隠すように急かすさつきちゃん。 「…無理。」 「…はやく。」 「…無理だって。」 「はーやーくー。」 「絶対無理!」 力強くまさとくんがそう言うと さつきちゃんは最後の切り札と言った感じで 「あー。  じゃああのこと言っちゃおうかなー。」 何かを知っているような口調で そう言いました。 「…うぅ。」 言葉に詰まるまさとくん。 あのことって一体なんだろう…。 わたしには見当もつかなかったけど なんかまさとくんはさつきちゃんに 弱みを握られてるんだなってことは 分かりました。 だからいつも最終的には さつきちゃんの意見に 折れていたのかな…。 「じゃあ言っちゃおっと。  みんなー聞いてー!実は」 「分かった分かった!分かったから!  それ以上言うな!」 顔を真っ赤にしてまさとくんはそう言うと 一呼吸置いて両手で顔を隠し 一瞬無言になりました。 …少しすると オムツの真ん中に 青いゾウさんのマークが フワァっと浮かび上がってきました。
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