小説

リアルおままごと 8

ふぅ…とりあえず隠れた。 わたしは震える手で おちんちんの周りについたおしっこを タオルで拭いていきました。 まさとくんの肌の温かさなのか おしっこの温かさなのか 判断が出来なかったけど タオル越しに温かい感触が 伝わってきました。 …ふぅ。 一息つくわたし。 これで大丈夫と思って タオルをどけようと思ったら すかさずさつきちゃんが 「…ちゃんと拭いて。」 とロボットのような声で 告げてきました。 ちょっと怖かった…かな。 「…わ、分かってる…よ。」 まだおちんちんを拭いてあげてない。 さつきちゃんは見逃してなかったみたい。 わたしは悪いと思いながらも こんなことしていいのかと思いながらも タオル越しにそっと おちんちんの上に手を載せました。 予想以上に柔らかくて ちょっとビックリ。 こんなにプニプニしてるんだーと この期に及んで感心してしまいました。 わたしは拭くと言っても どう拭けばいいのか分かんなくて とりあえず…と思って タオルの上からまさとくんのおちんちんを …揉んじゃいました。 「…うぅ。」 ちょっと喘ぎ声を漏らすまさとくん。 「あ、ご、ごめん!  …痛かった?」 咄嗟に謝るわたし。 出来るだけソフトにした つもりだったんだけど…。 「い、いや…その…  大丈夫だ。  …続けて…くれ。」 顔を隠したままそう言うまさとくん。 「わ、分かった。」 そう言ってわたしは それを続けました。 モミ、モミ、モミ。 「大丈夫そう?」 「…だ、大丈夫、だよ。」 「そ、そか。」 体中に冷や汗をかいているのが分かる。 わたしも、まさとくんも。 …よし、10回やったら止めよう…。 モミ、モミ、モミ、モミ… ようやく終わって わたしは恥ずかしながらも タオルを取り去りました。 ぷるるるんっ。 おしっこを拭き取り終わったおちんちんが 再び元気良く飛び出しました。 「きゃ。」 ちなつちゃんのと思われる 小さな悲鳴。 …ずっとこの光景を見てたんだね。 厚川くんは相変わらず笑ってたよ。 はかせは…知らない。 「す、すぐ履かせるね。」 わたしはさつきちゃんに言ったのか まさとくんに言ったのか 自分でも分かんないくらい 動揺してたけど 一言そうつぶやき 再び替えのオムツを手に取りました。 「ちょ、ちょっと腰上げてくれるかな…  ま、まさと…。」 この状況でも頑張って わたしは役柄を全うしました。 我ながら感心…。 「…お、おう。」 完全に赤ちゃんなんかじゃ なくなってるまさとくんはそう言うと 顔を隠したまま 小さくブリッジをするような 体制になりました。
ページトップへ