成長くらべっこ 23
(2011年9月19日 01:19)
「その机の上でいいんじゃない?」 「ホンマかぁ?2人とも入るかいな。」 ―成長するって、凄く不思議なことだなぁ… ふと、そんなことを思う時があります。 「…ってか、ホンマに撮るんかぁ?」 「記念だよ、記念!」 「じゃあ別にこの恰好でもええやろ?」 「ダーメ!手で隠すの! 私だって手で隠してるんだから。 はい… 続きを読む
(2011年9月19日 01:19)
「その机の上でいいんじゃない?」 「ホンマかぁ?2人とも入るかいな。」 ―成長するって、凄く不思議なことだなぁ… ふと、そんなことを思う時があります。 「…ってか、ホンマに撮るんかぁ?」 「記念だよ、記念!」 「じゃあ別にこの恰好でもええやろ?」 「ダーメ!手で隠すの! 私だって手で隠してるんだから。 はい… 続きを読む
(2011年9月13日 21:53)
膝立ちの状態、少しフミちゃんを見下ろす態勢のまま 自分のパーカーのチャックを摘み 自分でもビックリするくらいに躊躇なく それを、ジーーーーーーッと、下していく。 パッ―。 最後まで下ろしきり、前を開き 右袖、左袖と、脱ぎ去っていく。 なんでだかは分からない。 でも、なんとなく、こんな展開になるんじゃないかなって、 自分はこうしてしまうんじゃない… 続きを読む
(2011年9月7日 20:26)
パサッ………―。 微かに耳に届く、何かが落ちる音。 と同時に失われる、目の前の、白。 手元に何かが重なる感触を、 私の脳の端の端の端の、ごく一部の部位が感じ取る。 重さや温度は、感じない。 それが何かも、今は判断できない。する暇も予定もない。 ありとあらゆる機能を放棄した私の体は こじつけとばかりに、捨てられたそれらを 視… 続きを読む
(2011年9月1日 02:27)
―ハラリ。 急に解かれたタオルに、 一瞬の焦りを思いっきり顔に出してしまう。 …けど 解かれたタオルは、大事なところだけはまだ、しっかりと隠していた。 大事な部分だけを押さえた状態で、タオルを解いたんだ。 床に付く程に、ダラーンと垂れるタオル。 そのガードの放棄によって現れる、あそこ以外の下半身。 腰に巻いていたら絶対に見えることのない 太腿とお… 続きを読む
(2011年8月23日 20:40)
ドックーン、と、大きく跳ね打つ心臓。 …来るっ……!!! 緊張と、興奮と、恐怖と、微量の申し訳なさから 私は咄嗟に視線を逸らしてしまう。 …はぁ、…はぁ…、はぁ…… ゆっくりと、…視線を…、戻す…、…と … 続きを読む
(2011年8月16日 20:43)
「ふぃ~、あっついなぁ~……。」 パンツ1枚姿のまま 勉強机の引き出し中から、やたら大きいバスタオルを取り出し 私の方を向きながら、体中の汗を拭きとっていく。 恥ずかしそうに、腋の下の汗も拭きとる仕草は 何とも男の子らしい、男の子特有の動作のように見えて フミちゃんのお風呂上りって、こんな感じなのかな~、なんて 勝手に想像して、勝手に… 続きを読む
(2011年8月8日 23:32)
「…よっしゃ。 んじゃ次は…、…と、もう、選択肢は 1つしかないわな。」 そう言って、ついに下のズボンへと手をかけるフミちゃん。 ………!!! 「…へっ……!」 「…あぁ、大ジョブや大ジョブ。 さすがにノーパンやないわ、ちゃんと履いとるわ。… 続きを読む
(2011年8月1日 23:18)
「じゃー次は、上か、下、やな。 さぁ小春、チョイスや!」 恥じらいを隠しているつもりなのかな。 顔には完全に出てしまっているけど ノリは一貫して最初のまま、自分の役の全うを続けるフミちゃん。 「……え、…えっと………」 いや、それは普通の流れで言って… 「…う、上… 続きを読む
(2011年7月25日 01:18)
「小春、ここ座りぃ。」 自分の勉強机の椅子を部屋の中央付近少し壁よりに移動させ そこに私に座るように指示してくるフミちゃん。 …ど、どうするんだろう。 「まぁまぁ、罰ゲームの流れくらい俺に任せぇ。 ちゃんとやることはしっかりやったるから。」 「…う、うん、分かった……。」 反論する理由も術もなく、その通りにする… 続きを読む
(2011年7月17日 09:07)
全神経を手に集中させて、自分の答案用紙をひっくり返す。 クシャクシャッと言う紙の擦れる音が 静まり返った部屋の中で、一際の存在感を出す。 …それも一瞬。再び静寂に包まれる空間。 全ての結果が目の前で開示されたことを意味する。 反射的に閉じてしまった瞼を ゆっくりと、ゆっくりと、開く…。 フミちゃんが持つ5枚… 続きを読む