小説

少年裸祭り 【参拾六】

西島 耕助
  • 西島 耕助
  • 2009/01/03 09:43
  • ある民家の庭
なんだかんだで結構騒がしいなぁ…。 んまぁ俺は1人でのほほんとしてたけど。 つかの間の休息ってやつかな。 いやーぬくいぬくい…。 鈴谷のやつが褌汚されて 褌取り替えるために中に入っていったと思ったら 今度は藤木が庭に入ってきて 山井とイチャイチャ馴れ合い始めたかと思ったら (まぁ2人の絡みは面白かったけどw) 山井は山井でこの家の裏の方に逃げっちゃうし。 俺はと言えば、ただ傍観してただけなんだけどねw ま、みんなお疲れ様って感じだな。 …で今は山井も帰ってきて 第一小学校の3人目の奴が厄付けなることをされてる。 順番的に次が鈴谷の番なんだけど… 間に合うかな。 順番とかもやっぱり 祭りの決まりごとで決まってたりするのかな。 …厄付けも知らなかった俺らに そんなこと知る由もないけど。 藤木にからかわれた後の山井は なんかいつもの感じを崩されたみたいで 口数少なくなっちまった。 …もしかして両想いとかかな?w ま、実際ホントにそんな感じに見えたけどな。 お節介かもしれないけど 結構お似合いの2人だと思うw …と俺らがグダグダしてると 丁度いい感じのタイミングで 鈴谷と間宮のお母さんが帰ってきた。 「おぅ、おかえり。」 軽く声をかける。 「…ん、ん…?お、おぅ…。」 …なんでぇ変なの。 鈴谷の奴まで、なんか元気なくなってる。 まぁそりゃあな。 あんな良く分からんことに巻き込まれたら 誰だってこんなテンションにもなるか。 精神の強い奴だと思ってたけど そこらへんはまだまだおこちゃまだよな。 …なんて、おこちゃまの俺が言ってみる。 「…顔赤いぞー?大ジョブか?」 鈴谷にそう言うのは山井。 …確かに少し顔が赤らんでいるようにも見える…。 「…べ、別に!な、なんでもねぇよ!」 …? 何ムキになってんだ鈴谷。らしくないな。 …まぁ実際俺が2回も締め込みすることになったら 絶叫するけどな。 そう考えると普通か、むしろ全然大人だよな。 そう言えば、褌締め係の間宮のお母さんは… 不適な笑いを浮かべながら、こっち見てるな。 …うーん。 大人の女性はやっぱりよく分からない。 弱みを握られてる以上 俺は何も言えないんだけど…さ。 「おーい。次は第二小学校の子の番だぞー。  1人ずつ来なさーい。」 …と、ようやく俺らの番が来たみたいだ。 「誰からやるか?」 「…ここは名前の順でよくないか?」 「そうだな、んじゃー…鈴谷からだな。」 「…ん、お、…おう、そうだな。」 そう言って心ここにあらずな鈴谷は 神主さんの元へ歩いていった。 あんなボーっとした鈴谷も珍しいよな、貴重だ。 …さてっと。 このペースだと禊が始まるのは10時15分くらいだな。 …にしてもちょっと温まり過ぎたかな。 海に入るのが本当に億劫だ…。 …… …
間宮 桃子
  • 間宮 桃子
  • 2009/01/03 09:43
  • 石田家 トイレ
… ……… …おちんちんが1本…… … おちんちんが…2本……… …… …
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